1997 American Summer School itinerary

アメリカンサマースクール旅程


8月11日(月)午後4時50分関空を離陸。同日午前10時にシアトル・タコマ国際

空港に着陸。ブルース・リーの墓参りなど、シアトル市内観光。5時発のアムトラッ

ク(Amtrak)に乗る。


8月12日(火)午前7:15分、モンタナ州のホワイトフィッシュ(Whitefish)駅

に到着。お世話になるフラー家の(FULLER)みなさんのおでむかえだ。一足先にステ

イしている中村さん、それにJESSICAさんのお父さんJESSEもドライバーとして来ている。

 2台のワゴンでユーリカ(EUREKA)のフラーさんの家に向かう。

 フラーさんのお宅について、ティーピーに荷物を入れると、昼食もそこそこにみん

なでバス・フィッシングに出かけた。

 一番近いMORAN LAKE(モラン・レイク)だ。近くと言っても徒歩で30分はかかる

。草原の乾燥した草を踏みしだきながら、しばらく進むと松林に囲まれたモラン・レ

イクが見えてくる。

 ルアーづりは得意の中学生---啓介君、博一君、まこと君が行く。後を追って目黒

さん、秋山さん、そして、中村さん。

 この日の釣果は、啓介君14匹、博一君10匹、まこと君13匹、高校生の東田君2匹、

目黒さん2匹、中村さん2匹、そして、ひたすら「つれん、つれん」と岡山弁で言っ

ていた秋山さんも、1匹ついに釣りました。


 翌13日は、グレーシアー国立公園へ行く。朝から出かけ、途中レイク・マクドナル

ドで昼食。昼食時近くに鹿がいた。

 GLACIER NATIONAL PARKの頂上めざして行くと、途中広大な景色が目に入る。何回

か途中で止まってもらい、みんなで記念撮影をする。もちろん雪が残っている。潅木

の茂みには山羊の一種だろう、マウンテン・ゴート(MOUNTAIN GOAT)が白い体を見せ

ていた。英語で聞くと「マン・ゴウ」という風に聞こえる。

 グレーシアーはGLACIERで氷河のことである。このあたりは氷河でできた雄大な自

然である。

 帰り道にもWATERFALL(滝)や西暦2020年には消えてなくなると予想される氷河な

どを見た。

 滝や渓流などを見て、自然の美しさに感動するのは、やはりどこでも同じというこ

とを改めて感じた。

 山の小川ことをアメリカではCREEKと言っている。これはイギリスでは入り江

という意味だが。


 8月14日(木)一足先に来ていた中村さんが、これまた一足先に日本へ帰るとい

うので、KALISPEL(カリスペル)にある空港までみんなで送った。

 その後KALISPEL MALLでSHOPPINGをして戻ると、SOPHIE LAKE(ソフィー・レイク)

へ、SWIMMINGとFISHINGに出かける。


 8月15日(金)。いよいよREXFORD(レックスフォード)にあるアーミッシュ(AM

ISH)の人々の村へ行くことになった。

 AMISHの人たちは宗教上の理由から、17世紀ぐらいの文明以降を拒否して生活し

ていると言われる。一番有名なのはペンシルバニア州のランカスター地方だが、アメ

リカ全土に広がっている模様。

 男性はあごひげをはやし、帽子をかぶり、サスペンダーをつけ、黒っぽいズボンを

はいている。女性はフードにエプロン、ブルーか黒っぽい服を着ている。

 子どもは小学校までしか大体が行かない。すぐに農民としての仕事や鍛冶屋の仕事

などを覚え始める。詳しく説明すると長くなるので、これぐらいにしておく。

 この村には小さな小学校がある。以前来たときには、馬車をあやつる子どもたちが

みられた。

 午後はBIG CREEKで昼食そして、FISHINGの予定だったが、あいにく雨となった。雨

が上がるのを待って昼食を取る。

 ふと林をみると煙のようなものが立ち上っている。木々の温度は高く、降る雨の温

度は低い。そのため水蒸気が発生したのだ。

 この後は乗馬に参加。


 8月16日(土)モンタナ最後の日は、午後からパウワウが行われることになった。

前日から、インディアン保留地であるブラウニング(BROWNING)から家族で来ていたEA

RL TAIL(アール・テイル)さんの家族5人と、JAMES WATTS(ジェイムズ・ワッツ)

さん、そして私たちがお世話になっているR.T.FULLER(フラー)さんが、化粧し衣裳

をつけて、踊ってくれた。


 パウワウはもともと病気回復・狩猟の成功などを祈る北米インディアンの儀式であ

り、また会議や評議も意味する。

 今回は、ブラックフィート、スー、コマンチという組み合わせのパウワウとなった。

 大自然へのお祈りから始まるパウワウ。その後集まってくれていたR.T.さんの友人

達やその子たちが、白人、黒人、日本人、インデ

ィアンと4人種が一緒になって、フレンド・シップダンスを踊ったことは、素晴らし

いことだった。


GREAT EXPERIENCE IN JAPAN

Terry & Thomas

Letter from Fuller family

テリー,トーマスの日本でのグレートエクスペリエンスの御礼の葉書です.

皆さん御協力ありがとうございました.